トップ > 用語解説 > ファイル関係 > 記録装置・記録媒体 > DVD-RAM
DVD-RAMは、ユーザが何度も内容の消去や上書き、再書込を行える、書き換え可能型DVDの規格の一つです。 他のDVD規格と同じ形状、サイズですが、内部構造の異なる専用のディスクを用いて、データの記録や追記、消去、再書き込みができます。 すべてのデータを消去(再フォーマット)して空のディスクに戻して、再書き込みできます。 DVD-Rのように空き領域に追記していくことも可能です。
最大記録容量は、他のDVD規格と同じで、片面一層で4.7GBになります。
当初は専用のカートリッジにディスクを収納したメディアを用いていましたが、 後に他のDVDメディアと同じ、むき出しのディスクを利用するよう変更されました。 他の規格とは、メディアや記録方式の物理的な特性が大きく異なり、互換性が低く、 DVD-RAMに対応しているドライブでなければ再生できないという難点がありました。
DVD-RAMのフォーマット型式にはUDF形式とFAT32形式の2種類があります。 UDF(Universal Disk Format)形式は、DVDの統一標準フォーマットで、画像データや音声データなど、ファイル容量が多い場合の読み書きに適しています。 一方、FAT32は、Windowsフォーマット型式の一つです。過去のWindowsシステムで、ハードディスクなどで使用されていたフォーマットです。