トップ > 用語解説 > ファイル関係 > 記録装置・記録媒体 > NAS(Network Attached Storage)
NAS(ナス)はNetwork Attached Storageの略称で、ハードディスク等の記憶装置をネットワーク、つまりLANに接続します。 このため、複数のパソコンから同時に使用することができます。 ユーザはネットワークを介して、データの保存や読み込みが行えます。
DASはDistributed Attached Storageの略称で、パソコンに直接接続する外付けハードディスクなどを指します。 NASとの大きな違いは、1対1接続になるため、複数ユーザのデータ共有が難しい(あるいはできない)ことです。
NASには、共有フォルダーの詳細アクセス権を設定することができるものもあり、 各共有フォルダーに対し、ユーザー・グループごとに権限を設定することができます。 アクセス権を設定することによって、不特定多数のユーザーがアクセスできないようにすることで情報漏えいのリスクを低減できます。
NASの盗難対策にはデータの暗号化が有効です。 暗号化機能を搭載したNASを用いれば、保存されたデータをNASが自動で暗号化します。 暗号化方式にはAES 256bit等の強固な暗号化方式を採用することで、 ディスクの紛失、盗難にあった場合の情報漏洩のリスクを低減できます。
ミラーリング機能は、2台のHDDに同じデータを同時に書き込み、万が一、1台のHDDに故障があった場合でも、 もう1台に同じデータが保存されているため、大切なデータが失われてしまうのを防ぐことができます。 NASの中には、このミラーリング機能を備えたものもあります。