トップ > 用語解説 > ファイル関係 > 記録装置・記録媒体 > HDD(Hard Disk Drive)
HDD(Hard Disk Drive)は、回転する円盤に磁気でデータを読み書きします。 以前はパソコンの記憶装置として主流でしたが、現在は、SSDが主流になっています。
HDDのメリットは、SSDに比べて最大容量が大きいことと、大容量になっても容量単価が低いことがあげられます。 また、HDDは、長期保存する目的でも使用できます。
HDDのデメリットは、SSDに比べて、読み書きの速度が遅く、大きくて重いこと、衝撃による故障リスクが高いこと、 動作音が大きいことなどがあげられます。
デスクトップパソコンで、一般的によく使用されているHDDのサイズは、3.5インチのもので、主に「Serial ATA」というインターフェースが採用されています。 より小さいサイズの2.5インチのものもありますが、主にノートパソコン等に使用されています。
HDDの内部では、金属製の記録媒体が高速回転しています。その回転速度を表すのが「回転数」で、1分間当たりの回転数を「rpm」という単位で表現します。 高速に回転するほどデータの読み書きが速くなる一方で、動作音や発熱が大きくなるというデメリットもあります。 そのため、デスクトップパソコンでは7,200rpm、ノートパソコンでは5,400rpmの製品が多く使われています。