T4012801014025 
(株)建設業経営情報分析センター
国土交通大臣登録
経営状況分析機関 登録番号22

トップ >  用語解説 >  ネットワーク関係 >  AES(Advanced Encryption Standard)

AES(Advanced Encryption Standard) | 用語解説 | CIAC.JP

AES(Advanced Encryption Standard)は、無線LANなどの通信内容の暗号化に用いられる暗号アルゴリズムで、米国政府における暗号化の標準規格として採用されています。 AES以前は「DES」という暗号化規格が用いられていましたが、DESは鍵長(暗号鍵の長さ)が56bitと短く、総当たり攻撃が弱点でした。 DESの後続として誕生したAESは、鍵長が128/192/256bitと長いうえに、鍵長を選んで利用することも可能です。

特長と用途

AESは特定の長さの通信データ(ブロック)を単位として処理する、ブロック暗号の一種でもあります。暗号セキュリティが高いだけでなく、暗号化、復号化を高速で処理できるのがAESの特長です。 AESは米国政府関連のシステムにとどまらず、標準の共通鍵暗号として広く用いられています。 欧州の暗号規格である「NESSIE」、日本の暗号技術評価プロジェクト「CRYPTREC」の電子政府推奨暗号リストなどに採用されています。

無線LANの暗号化に加え、インターネット上の通信の暗号化であるSSL/TLS、ファイルやストレージの暗号化にもAESが用いられています。 通信での盗聴の防止、盗難、第三者の不正アクセスによる情報漏えいの防止など、AESのデータ保護によるセキュリティ強化が可能です。

背景

DESの難点の1つは、鍵長が56bitと短く総当たり攻撃に弱いことでした。 この弱点を補うために2DESや3DESが登場しましたが、これらには別の攻撃に弱いなどの弱点が見つかりました。 そのため、鍵長が長く、根本的に問題を取り除ける方法が求められました。 DESの後継的存在として、AESは登場しました。AESでは128・192・256bitの中から鍵長を選んで利用可能です。

DES

DESはアメリカ連邦政府標準が1977年に採用した暗号アルゴリズムです。「Data Encryption Standard」の略で、日本語に訳すと「データ暗号化標準」となります。 当時は充分な安全性を誇る暗号技術でしたが、1990年代になると、コンピュータの進歩によって安全性が低下します。それまで安全だった56bitの鍵長では、簡単に解読されるようになったのです。 そこで、DESの鍵長を伸ばすために2DESという方式が登場しました。 これはDESを2回繰り返すという方式で、合計112bitの鍵長が実現します。ところが、DESは中間一致攻撃に簡単に破られることが判明しました。 続いて登場したのが3DESで、DESを3回繰り返す方法です。 鍵長の合計は168bitとなり、中間一致攻撃で1つの鍵が破られても112bitを保てます。 しかし、3DESには処理に時間がかかるという難点がありました。

関連・参考サイト

  1. NTT西日本 ICT用語集 AES(Advanced Encryption Standard)
  2. ITトレンド 暗号化のAES方式とは?ほかの種類との違い・利用方法を解説!
  3. IT用語辞典 AES 【Advanced Encryption Standard】

お知らせ・ご注意

  1. 弊社経営状況分析機関(登録番号22)では、経営状況分析手数料8,800円(税込)です。
  2. 経営状況分析の審査がスムーズに進むポイントはこちらをご覧下さい。
  3. 消費税課税事業年度は税抜金額での申請が必須です(経審申請する場合)。
  4. インボイス登録事業者(適格請求書発行事業者)は消費税課税事業者になりますので、 税抜金額での申請が必須です(経審申請する場合)。
  5. 免税事業者が決算期の途中でインボイス登録を行った場合には、インボイス登録後は税抜金額で経審申請する必要があります。
  6. 審査基準日が1年以上前の経営状況分析申請は受け付けできません
  7. 行政書士資格をお持ちでない方は、代理申請はできません。 公認会計士・税理士等の資格をお持ちの方でも、行政書士会への登録がなければ、行政書士として活動することはできません。

トップ
経審(経営事項審査)の解説
令和7年7月改正方針
建設業財務諸表の解説
令和7年4月注記表改正
分析申請
申請手順
分析手数料
新設法人の申請
申請書
処理の区分①
処理の区分②
結果通知書
必要書類
建設業財務諸表
消費税の扱い
申請時に多い修正
サポート
インボイスの発行
経審大臣®フリー版
FAQ(よくある質問)
用語解説