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ISP(Internet Service Provider)は、個人や企業などに対してインターネットに接続するためのサービスを提供する事業者のことをいいます。 ユーザーはISPと契約した上で、光ファイバなどの回線を用いてISPが運営するネットワークに接続し、インターネット上のサーバーなどへアクセスします。
インターネットを利用するためには、アクセスポイント(基地局)を介してインターネット回線に接続する必要があります。 そのアクセスポイントを提供しているのがISPです。 現在、日本には数百社以上のISPがあるといわれていますが、その中には、有名な大手事業者から、小規模な事業者まで存在します。
回線事業者は、光回線、ADSL回線、ケーブルテレビ回線など、インターネットに接続するための回線を提供する事業者です。 インターネットを利用できるように設備工事を行うなど、物理的な部分を回線事業者が担当しています。 ISPは回線事業者の提供する回線の上でインターネット接続サービスを提供する役割です。 回線事業者とISPのどちらか片方ではインターネットを利用できません。
ISPには、Tier 1/Tier 2/Tier 3と呼ばれるランクがあります。 最上位に位置するのがTier 1のISPで、大規模なネットワークを有し、さらにパケットを転送するために必要となる経路情報を多く保持しています。 下位に位置するTier 2/Tier 3のISPは、上位のISPのネットワークに接続しつつ、経路情報の提供を受けることでインターネットに接続し、 ユーザーにサービスを提供しています。
ISPが提供している付加サービスには、以下のようなものがあります。
これらの付加サービスは、プロバイダーによって大きく異なります。 プロバイダーの料金に含まれる無償サービス(メールアドレスなど)もありますが、有償で提供されているサービスが大半となっています。