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OSIモデルに代わる主なモデルは、TCP/IP モデルです。 TCP/IP モデルは、次の5つの層で構成されます。
物理層、ネットワーク層、アプリケーション層などの層はOSIモデルに直接マッピングされているように見えますが、 実際はそうではありません。 代わりに、TCP/IP モデルは、インターネットの構造とプロトコルに極めて正確にマッピングします。 OSIモデルは、教育目的で全体的な観点からネットワーキングがどのように動作するかを説明するための、 依然として人気のあるネットワーキングモデルとなっています。 ただし、実践的には TCP/IP モデルがより一般的に使用されるようになっています。 実務上ネットワークを理解する際は5階層で考えて問題ありません。
すべてのインターネットベースのシステムおよびアプリケーションが TCP/IP モデルまたは OSI モデルに従っているわけではないことに注意することが重要です。 同様に、すべてのオフラインベースのネットワークシステムやアプリケーションが OSI モデルや他のモデルを使用しているわけでもありません。 OSI モデルと TCP/IP モデルは両方ともオープンスタンダードです。 これらは誰でも使用できるように設計されており、さらには特定の要件を満たすために構築することもできます。