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JavaScriptは、プログラミング言語で、HyperText Markup Language(HTML)やCascading Style Sheets(CSS)と並ぶ World Wide Web(WWW)の中核技術の一つです。 オブジェクト指向スクリプト言語ですが、クラスなどのクラスベースに見られる機能も取り込んでいます。 利用される場面はウェブサイト、ウェブアプリケーション、バックエンド、デスクトップアプリケーション、モバイルアプリケーションなど、 ウェブブラウザからサーバ、デスクトップからスマートフォンまで多岐にわたっています。
JavaScriptやPHPは、コンパイルプロセスを必要としない、インタープリタを使用するスクリプト言語です。 一方、C、C++、Goなどのプログラミング言語の一部は、コンパイラを使ってその言語をマシンコードに変換し、 ハードウェア上で基盤となるOSの命令を実行します。 コンパイル後のコードは、可能な限りハードウェアに近いレベルで実行されるため、迅速に機能します。 変換後のバイナリは、実行しているOSとCPUアーキテクチャが同じなら別のコンピュータでも実行できます。
JavaScriptの言語仕様は、ECMAScriptとして標準化され、実装は各種のJavaScriptエンジンによって提供されています。 JavaScriptエンジンの例としてChromium系ブラウザのV8、Mozilla FirefoxのSpiderMonkey、SafariのJavaScriptCoreが挙げられます。 言語仕様を定義するECMAScriptのほかに、WebブラウザへアクセスするためのAPI仕様にDOMなどがあります。 これらはECMAScriptから独立していて、JavaScriptからも独立した概念です。
TypeScriptは、JavaScriptに「静的型チェック」の機能を追加したプログラミング言語と言えます。 今までJavaScriptを書いてきたプログラマにとって、TypeScriptは非常に親しみやすいものです。
Javaは、JavaScriptと似た名称を持ちますが、異なるプログラミング言語です。