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サブネットマスクは、IPアドレスのうち、ネットワークアドレスとホストアドレスを識別するための数値のことです。 コンピューターが同じLAN内にあるかを判断する際に利用されます。
サブネットマスクの「サブネット」とは、ネットワークを複数の小さなネットワークに分割したもののことです。 「マスク」は「覆い隠すもの」という意味があります。 IPアドレスとサブネットマスクを組み合わせることで、ネットワークの範囲(サブネット)を指定できます。 サブネットマスクを2進法で表記したとき、1になるところがネットワークアドレス、0になるところがホストアドレスになります。
最近は、パソコンを買ってルーターや無線LANに接続するだけで、 IPアドレスやサブネットマスクが自動で割り振られるケースが多くなっているので、 一般家庭で気にする必要はほとんどありません。
サブネットマスクの分割は、会社の部署間でデータの参照を制限する場合や、パソコンやサーバーの台数が多くて分割して管理する場合、 開発環境と本番環境を分けるなど環境を切り離す場合に利用することがほとんどです。
CIDR を使用すると、IPアドレスのネットワーク識別子とホスト識別子の割り当てを柔軟に決定できます。 特定のネットワークに必要な数の IPアドレスをプロビジョニングして、無駄を減らすことができます。 さらに、CIDR はルーティングテーブルのエントリを減らし、データパケットのルーティングを簡素化します。