法定福利費は、従業員を雇っている事業者に義務付けられている保険料などのことです。 法定福利費は、事業者が必ず負担しなければならないと法律や法令で定められています。
法定福利費と福利厚生費には、事業主の負担が義務付けられているかどうかという違いがあります。 福利厚生費は、事業主が従業員のために支出する給与以外の支出のことで、 通勤手当や健康診断費用、社宅費用などがあります。 法定福利費は法律で事業主に義務付けられているもので、福利厚生費は事業主が任意で提供している費用になります。
法定福利費は、全額事業主負担の労災保険を除いて、事業主負担と従業員負担分があります。 従業員負担分は、給料支払い時などに天引きして、事業主負担分と従業員負担分をまとめて会社が支払います。 また、事業主負担分は、法定福利費として経費に計上します。