T4012801014025 
(株)建設業経営情報分析センター
国土交通大臣登録
経営状況分析機関 登録番号22

トップ >  用語解説 >  ネットワーク関係 >  VPN >  SSL-VPN

SSL-VPN | 用語解説 | CIAC.JP

SSL-VPNは、端末とイントラネット間の通信をSSLで暗号化して接続します。 不特定多数が社内システムへ接続するリモートワークのような環境では、設定が容易なSSL-VPNの利便性が高くなります。 導入にあたっては、社内ネットワークのゲートウェイに専用のVPN機器を設置します。 また、通信の暗号化にはSSL/TLS方式を用いるのが一般的です。 SSL-VPNを実現する具体的な方式として、リバースプロキシ方式、ポートフォワーディング、L2フォワーディングがあります。

リバースプロキシ

リバースプロキシは、外部インターネットから社内ネットワークへの中継を行う仕組みのことです。 SSL-VPNを実現する際には、社内ネットワークへのゲートウェイとしてリバースプロキシを設置し、認証機能を持たせます。 ユーザーはWebブラウザーから事前に設定したゲートウェイのURLにアクセスし、認証に成功した場合に限り、 社内システムへの接続が確立されます。 ただし、ゲートウェイから先の社内ネットワークの内部では、通信が暗号化されない点には注意が必要です。 その上、Webブラウザー上のアプリケーションのみSSL-VPN接続が利用可能となるため、 メールサーバーへアクセスしてメールをチェックする際には、 Webメールとして閲覧できるよう事前の設定が必要になります。

ポートフォワーディング

JavaアプレットやActiveXなどを経由して社内ネットワークへ接続する方式がポートフォワーディングです。 通信用のモジュールは自動で端末にダウンロードされ、SSL通信のトンネルを確立します。 イントラネットのファイアウォールは一般的に特定のポート番号のみ通信を許可しているため、 ポートフォワーディングではあらかじめ設定した接続先のIPアドレスとポート番号へ接続します。 リバースプロキシ方式と比較すると、Webアプリケーション以外のアプリ、ソフトウェアでもSSL-VPN接続が利用できるという特長があります。 なお、ポート番号は事前に固定しておく必要があるため、ポート番号が可変するアプリケーションでは利用できない可能性があります。

L2フォワーディング

ユーザー側の視点から見ると、ポートフォワーディング方式と同様に、通信用モジュールをWebブラウザー経由でダウンロードする仕組みになります。 そのモジュールがSSL通信のトンネルを確立します。 この方式では、VPN装置側でポート番号を設定する必要がなく、モジュール側でIPアドレスやポート番号などのデータが紐づくため、 利用可能なアプリケーションが増えます。一方、アクセス制御が限定されるといったデメリットも存在します。 なお、L2フォワーディングの「L2」とはOSIモデルのLayer 2(第2層)であるデータリンク層を指しています。 データリンク層のモジュールからアプリケーションのデータを取得することから、この名称となりました。

関連・参考サイト

  1. キャノンMJ SSL-VPNとは?より安全に外部接続を行うために求められる対策を考える
  2. 富士通 SSL-VPN入門

お知らせ・ご注意

  1. 弊社経営状況分析機関(登録番号22)では、経営状況分析手数料8,800円(税込)です。
  2. 経営状況分析の審査がスムーズに進むポイントはこちらをご覧下さい。
  3. 消費税課税事業年度は税抜金額での申請が必須です(経審申請する場合)。
  4. インボイス登録事業者(適格請求書発行事業者)は消費税課税事業者になりますので、 税抜金額での申請が必須です(経審申請する場合)。
  5. 免税事業者が決算期の途中でインボイス登録を行った場合には、インボイス登録後は税抜金額で経審申請する必要があります。
  6. 審査基準日が1年以上前の経営状況分析申請は受け付けできません
  7. 行政書士資格をお持ちでない方は、代理申請はできません。 公認会計士・税理士等の資格をお持ちの方でも、行政書士会への登録がなければ、行政書士として活動することはできません。

トップ
経審(経営事項審査)の解説
令和7年7月改正方針
建設業財務諸表の解説
令和7年4月注記表改正
分析申請
申請手順
分析手数料
新設法人の申請
申請書
処理の区分①
処理の区分②
結果通知書
必要書類
建設業財務諸表
消費税の扱い
申請時に多い修正
サポート
インボイスの発行
経審大臣®フリー版
FAQ(よくある質問)
用語解説