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IPv4は「Internet Protocol Version 4」の略称で、1990年代後半に考案されました。 今でもなお主流のプロトコルで、「192.0.2.221」のように0〜255の数字4組の番号が割り振られ、 約43億個のIPアドレスが発行できます。
IPアドレスは、デバイス(PCやスマホ)を識別する番号のことです。 元々は「IPv4」が主流でしたが、インターネットが急速に普及したことでIPアドレスが枯渇する恐れがあるとして、 新しく「IPv6」が誕生しました。 IPv4で使用できるIPアドレスは全世界で約43億個で、インターネットの急速な普及によって現在ではそのほとんどが割り振られており、 IPアドレスが不足する事態となっています。 そこで新しく誕生したIPv6では、約340澗(かん)個(340兆の1兆倍の1兆倍)のIPアドレスが使用可能です。
IPv4は約43億個のIPアドレスを発行できますが、 近年スマートフォンの普及やIoTの浸透により、 インターネットに接続される端末が急増しているため、IPアドレスの枯渇問題に直面しています。 今でもなおインターネットを普通に使えているのは、枯渇問題に対して、 プライベートIPアドレスを利用して、IPアドレスを節約する、 割り振り済みのIPv4アドレスを再利用するなどの工夫が行われています。 ただ、再利用されるのは一部のIPアドレスのみで、いずれは枯渇してしまうため、 次世代の通信規約である「IPv6」への移行・普及が進んでいます。
IPv4では「PPPoE」で接続します。 「PPPoE」は「Point-to-Point Protocol over Ethernet」の略称で、PPPをイーサネットに応用して接続する方式です。 インターネットでは双方が同じ通信プロトコルを使わないと通信できません。 PPPoE方式は通信プロトコルをカプセル化して別のプロトコルで通信できるようにするため「トンネル接続方式」とも呼ばれています。