トップ > 用語解説 > ネットワーク関係 > Wi-Fi > 周波数帯域 > 6GHz帯
6GHz帯は、5,925MHz~6,425MHzの周波数帯で、 5GHz帯と比べていくつかのメリットがあります。 5GHz帯は航空/気象レーダーと干渉する帯域のため、 「DFS(動的周波数選択機能)」と呼ばれる制御が必要でした。 DFSは航空レーダーなどが近くにあることを検知すると、Wi-Fiが使用する電波をレーダーと干渉しない帯域に変更する制御で、 これにより通信速度が低下したり切断することがあります。 Wi-Fi 6Eで使われる6GHz帯は、そもそも干渉する周波数が少なく、そうした制御が不要になっています。
6GHz帯は、通信に利用可能なチャンネルが増えたことも特徴です。 5GHz帯では160MHz幅の通信時に2本のチャンネルしか選択できませんでしたが、 6GHz帯では3本のチャンネルから選択して利用が可能で、 DFSの制御も不要なことから、より安定した通信が行なえます。
6GHz帯のデメリットは、壁や天井などの障害物に弱い、 通信距離が長くなると2.4GHz帯、 5GHz帯と比較して電波が弱くなりやすいなどのデメリットがあります。